位相エンコード・周波数エンコード

NMR|放射線と定年後の楽しみwordpress
MRの原理やT1強調画像やT2強調画像など撮像法の説明と画像化の仕組みを解りやすく教えます。

このスピンエコー法を利用して画像を作るわけですが、画像作成には、縦と横(X軸とY軸)の位置情報が必要です。

256×256マトリックスの場合、X軸の256マトリックス方向に傾斜磁場が掛けられ、もう一つのY方向にも傾斜磁場が掛けられますが、同時に掛けると位置情報が混乱するため、Y軸方向には256回に分けて磁場を掛ける必要があります。

それを周波数エンコードと位相エンコードと言います(エンコードとは、信号を規則に基づいて符号化する事)。

周波数エンコード側は一度に傾斜磁場を掛け、位相エンコード側は256回に分けて傾斜磁場を掛けます。

これによって256×256(66536個のボックス)の画像情報を得ることが出来ます。

512X512の鮮明な画像を得ようとする場合は、位相エンコード側に512回パルスを掛ける必要があります。

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