標本数が充分大きい場合、標本の平均値から母集団の平均値を推定できるように、標本平均の標準偏差から、母集団の平均値の範囲を推定することが出来る。標準偏差σで標本数xの標本平均の標準偏差は以下の式で求められ、無限母集団においては、、標本平均の標準偏差を母集団の平均値の推定範囲としみなしてよい。
これを標準誤差と表す。
計測時間tで計数値Nが得られた場合の計数率と標準誤差は次式で求められ、全計数値を1標本とした場合の標準偏差と同値である。
このように,標準偏差と標準誤差は、両者は本来異なるものであるが、2項分布における統計では、見方によって標準偏差とも標準誤差とも捉えることが出来るので、両者を混同しないよう注意が必要である。
計数率nから標準誤差を求める場合は、
1分間の計測を10回行い、合計1000カウント観測された場合の平均値と標準誤差は
コメント