吸収端

吸収端

光電効果の断面積は、入射光子エネルギーが上がるにつれて右下がりとなりますが、より内殻の電子が電離可能なエネルギーに到達したとき、そこで断面積は跳ね上がる。

入射光子のエネルギーを徐々に上げていくと、係数が急激に上昇する(吸収端)。

これは入射X線のエネルギーが内殻電子の結合エネルギーと同等になり、内殻電子が遷移することによっておきる。

吸収端は、励起される内殻によってエネルギーが大きく異なるため、励起される内殻電子の主量子数 n=1,2,3に対応してK端, L端, M端などと呼ばれる。

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